ジャラール・ウッディーン・ルーミーは、13世紀のペルシャの神秘主義詩人
ルーミーは、神への愛がすべての魂の原動力であり、存在の本質であると説きました
その詩では、人間の魂は神から離れた葦笛のようなもので、再び神のもとへ戻ることを求めていると表現されています
「あなたと私は、もともと一つの存在だった」
ルーミーはこう語ります
愛する者たちは、別々の身体を持っていても本質的には ひとつの魂の二つの翼 なのです
彼と彼女は、二本の葦 のように並び、風に揺られながらも 同じ音楽を奏でる存在
彼の鼓動が、彼女の心を震わせ、彼女のまなざしが、彼の闇を照らす
「愛とは、燃え盛る炎」
愛とは、ただの甘美な囁きではなく、互いを試し、磨き合う 炎 でもあります
「もしあなたが愛に燃やされぬなら、どうして本当の光を知ることができよう?」
真実の愛は、自己を超える旅であると
エゴを捨て、相手のために溶け合うことで、ふたりは 「わたし」から「わたしたち」 へと昇華するのです
「愛は魂の食べ物、愛することは神に触れること」
男女の愛は、単なるこの世の結びつきではなく、神聖なエネルギーが流れ合う瞬間
「あなたを愛することは、わたしが神のもとへ還る道となる」
これこそが、ルーミーの語る愛の哲学
ふたりが手を取り合い、互いの光を映し出すとき、そこに 永遠なる美 が生まれるのです
「愛はこの世界のすべて。愛がなければ、この宇宙も、あなたも、わたしも存在しない」